2010年03月18日
沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史
?沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史
レビュー
沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史
佐野 真一
集英社インターナショナル
2008年9月
今日は酒も飲まずに読み進め、なんとかいま読了しました。
前半は沖縄ヤクザの話。
よく調べられていました。
この部分での著者の取材力には感服しました。
亡父は20歳の時、当時所属医していた会社の駐在員として沖縄に駐在していました。国際通りの時計屋の二階だったと聞いています。そこを足場に那覇の洋服屋、洋裁店や南風原の機屋を回っていたのです。いまから50年以上前の話です。幼少の時からよく沖縄の話を聞いていましたので、この本の復帰前の話は父が沖縄で活躍していた当時を思い巡らせて感慨深いものがありました。よく暴漢に絡まれたとも聞いていましたが、当時はかなり荒れていたんですね。密貿易や戦果アギヤーの話も非常に興味深かったです。なぜ、当時今とは比較にならなかいくらい貧しかった沖縄に輸出して商売が成り立っていたのかもよく分かりました。そういう一般には知らされていない部分を調べて書いているという点ではこの本は読む価値がありました。亡父や古い番頭の言葉と重ね合わせると良く理解できました。
この本の一番いけないところは、沖縄を知らない人が一読しただけでは復帰前、復帰直後の沖縄はヤクザと悪徳政治家と犯罪者が牛耳っていたような印象を持たせるところです。動乱のじきにはそういう勢力が力を持つこともあるでしょうが、基本的にはやはり多くの真面目な人たちが沖縄の土台を支えてきたことも書くべきだと想います。おもしろおかしく沖縄の恥部を書き立てる様なまねをすること自体、沖縄を愛していると言えない恥ずべき行為だと私は思います。
政治・経済に関する部分では、知識が非常に浅薄です。所詮は三流雑誌がヤクザもの延長で書いた記事の域を出ていません。沖縄の経済問題は10回やそこら沖縄に来て分かるものでもないし、そう簡単に結論が出せるものでもない。
沖縄が経済的に自立するには、左翼の教育支配を排し、本当の実のある教育に切り替える事がまず第一にするべき事だと私は思います。経済の基盤を支えるのはやはり人です。今の沖縄に一番欠けているのは教育です。復帰後の左翼教育によって、若い人たちは労働意欲を失い、愚民化教育の犠牲者になってしまっている。だから、政治家やマスコミに踊らされてその話の内容も分析・検討できない。沖縄の人が働かないのではなくて、働かないように教育されてしまっているのです。第三次産業がメインにならねばならないのに、その基盤となる教育がなされていないから、いつまでたってもサービスが向上しない。立派なホテルが建っても、中にいるのはダラダラした礼儀も知らないホテルマンばかり。これでは良い客は沖縄には来ません。
沖縄をどうするかは沖縄の人が考えて実行するしかないのです。そのためには考える人材を養成せねばなりません。私にもし力と金があれば、沖縄に私塾をつくり、学校をつくり、背筋の伸びた紳士を育成しますね。人材があれば、基地が無くなっても、公共事業が減っても、生き延びていけるはずです。
レビュー
沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史
佐野 真一
集英社インターナショナル
2008年9月
今日は酒も飲まずに読み進め、なんとかいま読了しました。
前半は沖縄ヤクザの話。
よく調べられていました。
この部分での著者の取材力には感服しました。
亡父は20歳の時、当時所属医していた会社の駐在員として沖縄に駐在していました。国際通りの時計屋の二階だったと聞いています。そこを足場に那覇の洋服屋、洋裁店や南風原の機屋を回っていたのです。いまから50年以上前の話です。幼少の時からよく沖縄の話を聞いていましたので、この本の復帰前の話は父が沖縄で活躍していた当時を思い巡らせて感慨深いものがありました。よく暴漢に絡まれたとも聞いていましたが、当時はかなり荒れていたんですね。密貿易や戦果アギヤーの話も非常に興味深かったです。なぜ、当時今とは比較にならなかいくらい貧しかった沖縄に輸出して商売が成り立っていたのかもよく分かりました。そういう一般には知らされていない部分を調べて書いているという点ではこの本は読む価値がありました。亡父や古い番頭の言葉と重ね合わせると良く理解できました。
この本の一番いけないところは、沖縄を知らない人が一読しただけでは復帰前、復帰直後の沖縄はヤクザと悪徳政治家と犯罪者が牛耳っていたような印象を持たせるところです。動乱のじきにはそういう勢力が力を持つこともあるでしょうが、基本的にはやはり多くの真面目な人たちが沖縄の土台を支えてきたことも書くべきだと想います。おもしろおかしく沖縄の恥部を書き立てる様なまねをすること自体、沖縄を愛していると言えない恥ずべき行為だと私は思います。
政治・経済に関する部分では、知識が非常に浅薄です。所詮は三流雑誌がヤクザもの延長で書いた記事の域を出ていません。沖縄の経済問題は10回やそこら沖縄に来て分かるものでもないし、そう簡単に結論が出せるものでもない。
沖縄が経済的に自立するには、左翼の教育支配を排し、本当の実のある教育に切り替える事がまず第一にするべき事だと私は思います。経済の基盤を支えるのはやはり人です。今の沖縄に一番欠けているのは教育です。復帰後の左翼教育によって、若い人たちは労働意欲を失い、愚民化教育の犠牲者になってしまっている。だから、政治家やマスコミに踊らされてその話の内容も分析・検討できない。沖縄の人が働かないのではなくて、働かないように教育されてしまっているのです。第三次産業がメインにならねばならないのに、その基盤となる教育がなされていないから、いつまでたってもサービスが向上しない。立派なホテルが建っても、中にいるのはダラダラした礼儀も知らないホテルマンばかり。これでは良い客は沖縄には来ません。
沖縄をどうするかは沖縄の人が考えて実行するしかないのです。そのためには考える人材を養成せねばなりません。私にもし力と金があれば、沖縄に私塾をつくり、学校をつくり、背筋の伸びた紳士を育成しますね。人材があれば、基地が無くなっても、公共事業が減っても、生き延びていけるはずです。
Posted by 渡辺幻門 at 00:07│Comments(0)
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