オオサカジン

  | 羽曳野市

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2011年03月20日

東北地方の伝統工芸品を買いましょう

私は沖縄染織が専門ですが、大きく見れば伝統工芸の研究者でもあります。

今回、被災された東北地方にも沢山の伝統工芸品があります。

http://www.tohoku.meti.go.jp/s_cyusyo/densan-ver3/html/list.html

東北地方の物産を出来るだけ沢山購入してあげることが、この地の復興の助けになる

事は間違いないのですが、食品となると風評被害などもあって、現実的には

しばらくの間は難しい面もあるのではないかと思います。

伝統工芸品は付加価値の固まりです。

基本的にはその地にある材料を使って造られるわけですから、産地はまるごと潤います。

東北地方の工芸品が売れるとなれば、この地を訪れる人も増えるでしょう。

そうすれば、東北地方の歴史や文化を知る事にもなり、またこの地方の魅力が再認識されるかもしれません。

手作りの工芸品を生活の中に入れることによって、私達の暮らしも豊かになりますし、気持ちが形になっている事が実感できます。

鉄瓶でも樺細工でもいい。

ちょっとしたものを、少しずつ生活の中に取り入れてみませんか。

安い外国製品を使うのをやめて、国産を、とくに東北地方の工芸品を使ってみましょう。

外国製品を買っても、潤うのは外国と流通業だけです。

国内で生産から販売まで完結している物を買えば、まるごとみんな日本人に還元されるのです。

私は私の工芸運動の一環として、東北地方の工芸品を使っていこうと思います。
Posted by 渡辺幻門 at 23:39│Comments(0)
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