2012年11月11日
流通の整理・整頓
今日は体調が良いので、もう1本書きますね。
私は、新しく商業作家になったり、独立したりする作家さんを紹介されることが、割と多いのですが、その時に必ず言うのは、
『うちの他にもう一軒問屋と取引してください』
という事です。
なんでそんなこというの?といえば、うち一社では面倒見切れない場合が多いからです。
弊社は前売り問屋で問屋取引はありませんし、お得意先も限られています。
状況によって、仕入や発注の匙加減も変わります。
だからといって、あっちこっちに節操なく作品を出されたのでは、私のノウハウが他所に流れ放題になって、親身になったアドバイスができません。
それでだいたい2社、という感じで言う事にしています。
その2社も、どこでもいいと言うことではありません。
うちはデパートさんが主要取引先ですから、それ以外の所に流れる問屋と取引してもらう様にお願いします。
専門店やNCと言ったところですね。
なぜそうお願いするかといえば、同じ先に同じ作家さんや工房の物が出ると、必ず値段のたたき合いになるからです。
Aさんという作家さんの作品をB社というデパートに流れる可能性の高い問屋に出したとします。
B社がうちと同じ得意先にAさんの作品を出すとすると、かならずうちの下をくぐってきます。
そうなると、うちはB社と値段を合わせるか、さらに下をくぐる事になります。
それがどんどんやり合いになると、結局はAさんの作品が扱えなくなります。
それはB社とて同じ事で、Aさんは両方の得意先を失う事になります。
『自分の手から離れたらどこに出るかまでは管理できない』という人がいらっしゃいますが、はじめに流通経路を聞いて、条件付きで取引すればいいのです。
首里織やびんがたなら、一人で造れる量といえば、ひと月に着尺1反、帯2本くらいです。
そんなにガツガツ販路を広げなくても良いはずです。
これから特に市場が急速に縮小していくと想われるので、作家も淘汰が始まります。
問屋は取引する作家の数を絞ってくるはずです。
そんな時、最後まで残るのはよく売れる商品と『他に出ない作品』です。
あっちからもこっちからも、またネットにもポンカラポンカラでるようでは、真っ先に切られます。
一度そうなったら、もう元には戻りません。
そんな理由で今、五里霧中、右往左往している産地があることは、みなさんもご存じでしょう?
でも、そうなったら、もう二度と、通常の流通ルートには乗らないと想った方が良いのです。
30万円で仕入れた商品が、ネットや他社の展示会で大量に仕入れ値と同じ30万で出たら、どういう反応をするか?
自社も投げ売りをして、もう二度と扱わない、それが普通です。
でも、近場で投げ売りをされていなければ、大事にもっておいて、じっくり売ろうという気持ちになるはずです。
ですから、そのためには、前々から書いているように自分で流通をコントロールすると言う事が必要なのです。
ある染織作家さんが、日本の中心部にあるギャラリーで展示会をした。
その時に付いていた価格が非常に安かった。
その作家さんの作品は主にデパート筋で扱われていたそうですが、そのギャラリーにもデパート関係者が来ていた。
価格を見て、そのデパートさんはその作家の作品の取り扱いを止めたそうです。
当然そうなるのです。
デパートさんでも『デパートは高い』と言われたくないのです。
それは専門店でも同じだと想います。
一時の欲の為に、身を滅ぼすこともあるのだと言う事を、強く肝に銘じておかなければなりません。
きちんと、自分の作品の流れるルートと出所を知っておくこと。
それが、長く仕事を続けるための秘訣のひとつです。
私は、新しく商業作家になったり、独立したりする作家さんを紹介されることが、割と多いのですが、その時に必ず言うのは、
『うちの他にもう一軒問屋と取引してください』
という事です。
なんでそんなこというの?といえば、うち一社では面倒見切れない場合が多いからです。
弊社は前売り問屋で問屋取引はありませんし、お得意先も限られています。
状況によって、仕入や発注の匙加減も変わります。
だからといって、あっちこっちに節操なく作品を出されたのでは、私のノウハウが他所に流れ放題になって、親身になったアドバイスができません。
それでだいたい2社、という感じで言う事にしています。
その2社も、どこでもいいと言うことではありません。
うちはデパートさんが主要取引先ですから、それ以外の所に流れる問屋と取引してもらう様にお願いします。
専門店やNCと言ったところですね。
なぜそうお願いするかといえば、同じ先に同じ作家さんや工房の物が出ると、必ず値段のたたき合いになるからです。
Aさんという作家さんの作品をB社というデパートに流れる可能性の高い問屋に出したとします。
B社がうちと同じ得意先にAさんの作品を出すとすると、かならずうちの下をくぐってきます。
そうなると、うちはB社と値段を合わせるか、さらに下をくぐる事になります。
それがどんどんやり合いになると、結局はAさんの作品が扱えなくなります。
それはB社とて同じ事で、Aさんは両方の得意先を失う事になります。
『自分の手から離れたらどこに出るかまでは管理できない』という人がいらっしゃいますが、はじめに流通経路を聞いて、条件付きで取引すればいいのです。
首里織やびんがたなら、一人で造れる量といえば、ひと月に着尺1反、帯2本くらいです。
そんなにガツガツ販路を広げなくても良いはずです。
これから特に市場が急速に縮小していくと想われるので、作家も淘汰が始まります。
問屋は取引する作家の数を絞ってくるはずです。
そんな時、最後まで残るのはよく売れる商品と『他に出ない作品』です。
あっちからもこっちからも、またネットにもポンカラポンカラでるようでは、真っ先に切られます。
一度そうなったら、もう元には戻りません。
そんな理由で今、五里霧中、右往左往している産地があることは、みなさんもご存じでしょう?
でも、そうなったら、もう二度と、通常の流通ルートには乗らないと想った方が良いのです。
30万円で仕入れた商品が、ネットや他社の展示会で大量に仕入れ値と同じ30万で出たら、どういう反応をするか?
自社も投げ売りをして、もう二度と扱わない、それが普通です。
でも、近場で投げ売りをされていなければ、大事にもっておいて、じっくり売ろうという気持ちになるはずです。
ですから、そのためには、前々から書いているように自分で流通をコントロールすると言う事が必要なのです。
ある染織作家さんが、日本の中心部にあるギャラリーで展示会をした。
その時に付いていた価格が非常に安かった。
その作家さんの作品は主にデパート筋で扱われていたそうですが、そのギャラリーにもデパート関係者が来ていた。
価格を見て、そのデパートさんはその作家の作品の取り扱いを止めたそうです。
当然そうなるのです。
デパートさんでも『デパートは高い』と言われたくないのです。
それは専門店でも同じだと想います。
一時の欲の為に、身を滅ぼすこともあるのだと言う事を、強く肝に銘じておかなければなりません。
きちんと、自分の作品の流れるルートと出所を知っておくこと。
それが、長く仕事を続けるための秘訣のひとつです。
Posted by 渡辺幻門 at 19:21│Comments(0)
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