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  | 羽曳野市

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2013年04月02日

第65回沖展

いま、開催真っ盛りであります。

例年、織物、染色両部門について、私の思うところを書かせていただいておりますが、今年は未だ、ネット上での公開がありません。

しびれをきらして、友人にファックスで送ってもらったような次第です。

受賞者に関しては、染色部門で城間栄市さんが受賞され、準会員に推挙されたそうです。

おめでとうございますという祝辞と共に、琉球びんがたを牽引するリーダーとして活躍される様にとのエールを送りたいと想います。

いろんな意味で注目もされ、批判を受けることもあるでしょう。

しかし、それにひるむ事無く、真っ向から受け止めて、琉球びんがたの屋台骨を担う心をわすれないで欲しいと想います。

それが、ほかのびんがた作家と城間の名を継いだ者との違いだと想います。

その覚悟を是非もっていただきたいと思いますし、私も微力ながらお支えしたいと想います。

1日違いで会場で作品を拝見できないのはとても残念です。


総評に関しては、今年は染色は城間栄順さん、織物は祝嶺恭子さんという両巨頭が書かれましたね。

さすが、お二人とも、愛情のこもった、これからの指針を指し示すすばらしい内容であったと想います。

私が総評にこだわるのは、それを読んだ作り手が、これからどういう方向に行くべきなのか、どういう物作りを目指すべきなのかを知る手がかりとなると想うからです。

ですから、総評をお書きになる方は、自分の思いや理想を現実を踏まえて、精一杯の愛情と願いを込めて書くべきだと私は思うのです。

私は商人ですから、言葉が命です。

言葉、つまり口先でご飯を食べています。

出品者が精一杯の作品を作って出すのと同じように、総評を書かれる方も、それに応えて、文面から熱い、そして温かい想いが感じられるような内容であって欲しいと想っています。

毎年、えげつない酷評をしたりもしておりますが、今年は文句ありません。

お二方とも、すばらしい総評をしてくださったと想い、私は私の立場で感謝しております。

私は、作家さんを目の前にして、作品の評価を日常的にしているわけです。

べた褒めすることもあるし、厳しく叱責することもあります。

仕入れだけなら、黙って買う、買わないを言えば良いだけの話ですが、何故、要らぬ事を言うのか。

それは、私の願いを伝えるためです。

時には、大作家と言われる方にも、歯に衣着せずモノを言います。

ケンカもします。

何故、そこまでするのかといえば、その向こうに、若い将来を担う作り手とお客様の顔が浮かぶからです。

伝統工芸というのは、先人から受け継いだものであると共に、後進にも受け渡していかなければいけないものです。

もし今を生きる人でその財産を食いつぶしてしまおうとする人がいたら、私は身を挺して阻みます。

それは工人であっても商人であっても同じです。

総評の中で、城間さんも祝嶺さんも、ご自分の若かりし頃を語り、これからの若い作り手に目を向け、言葉をかけてくださったのがとてもうれしいのです。

灰色の顔をして作り手の生き血を吸って生きているゾンビがいる世の中で、せめて沖縄だけは、みんな笑顔で楽しくおおらかに仕事が続けられるような環境を保って欲しい。

そのためには、リーダーと言われる人の強い覚悟と決意が必要だと想います。

受賞者のみなさん、おめでとうございました。

これを糧に、良い作品作りに邁進されることを心より願っています。

そして、総評を書いてくださった、城間さん、祝嶺さん、ありがとうございました。

お二人をはじめとする、沖縄染織界のリーダーの方々には、若い作り手に指針を示してあげて欲しいと想います。

私たち商人も含めて、みんなで、温かい気持ちで、沖縄染織が永遠に繁栄するように見守り支えていきたいと想います。




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Posted by 渡辺幻門 at 07:33│Comments(0)沖縄
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